大祓おおはらえ)” の例文
宮廷の大祓おおはらえ式は、あまりにも水との縁が離れ過ぎていた。祝詞の効果を拡張し過ぎて、空文を唱えた傾きが多い。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
大祓おおはらえ祝詞のりとにも同じく畔放あはなち溝埋みぞうめ樋放ひはなち頻蒔しきまき、串刺と列挙してこれを天津罪すなわち新来の優等人種が犯すおそれある罪の中に数えたのを見ても明白であるごとく
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)