“火車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしゃ33.3%
クワシヤ33.3%
ひぐるま16.7%
ホウチョ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
印度インド、日本等に於て屍神ししん屍鬼しき、もしくは火車かしゃ等と称する妖異ものがたりの内容を検する時は、この種の夢遊行為……すなわち屍体飜弄が誤伝せられたるものなる事を、自然科学
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
虚空から舞ひ下つて掴み去る火車クワシヤ・地上に在つて坏土ハウドを発く狼を脅す髯籠の用は、日の形代カタシロたる威力を借るといふ信仰に根ざしてゐるのである。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
自ら設けた火車ひぐるまの死陣の中に魏兵は火をかぶって戦うほかなかった。のみならず魏勢は谷間や山陰の狭路に埋伏まいふくしていたので、その力は分裂しているし、主将の命令は各個に一貫していない。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自動車のことを気車チーチョといい、汽車のことを火車ホウチョというので兎もするとまごつくということや、巡警や巡捕や憲兵が、拳銃だの、銃剣づきの鉄砲を持って市中を見廻っているので
赤げっと 支那あちこち (新字新仮名) / 国枝史郎(著)