“かしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
華奢66.0%
貨車14.9%
花車6.4%
花奢4.3%
火車4.3%
伽奢2.1%
歌者2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬上、華奢かしゃ羅張うすものばりの笠に、銀波を裾に見せたしゃの袖なし羽織という装いの佐々木道誉が、高氏を見て、遠くからほほ笑みかけていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
倉庫の前のレールには貨車かしゃが三つほど引きこまれていました。荷物は、ぞうやライオンやとらやその他の動物といっしょに、まれて行くのです。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
肩技かたわざ、背技、膝技から、尖飛せんぴ搭舞とうぶノ法などと呼ぶ五体十部の基本の上に、八十八法の細かい型があって、飛燕ひえん花車かしゃ龍鬂りゅうびん搏浪はくろう呑吐星どんとせい、などさまざまな秘術もある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
花奢かしゃ狼藉ろうぜき、風流、放縦、大言、大酒、すべての伊達だてをさしてもいうし、軌道を外れた行為や、とりすました者への反逆や、そうした世のしきたりに斟酌しんしゃくしない露悪的な振舞いをも
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あたい達は屋根のない火車かしゃに乗って、山の天辺てっぺんや、谷底や、猿の沢山いる所を通って、随分遠くまでやって来たんだ……だまされたんだ……騙されたんだ……兄さん、口惜くやしい
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
過去世に伽奢かしゃ国王梵施ぼんせ拘薩羅くさら国王長生と父祖以来怨仇たり。
歌者かしゃの座に朝日がさし込み、段々建て添えられる寺院が