“搏浪”の読み方と例文
読み方割合
はくろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも大風搏浪はくろう荒日こうじつでも、諸船の動揺は至って少なく、また軍務は平易に運び、兵気は軽快に働けますから、自然、病に臥すものはなくなりましょう
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
肩技かたわざ、背技、膝技から、尖飛せんぴ搭舞とうぶノ法などと呼ぶ五体十部の基本の上に、八十八法の細かい型があって、飛燕ひえん花車かしゃ龍鬂りゅうびん搏浪はくろう呑吐星どんとせい、などさまざまな秘術もある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また八そう青眼せいがん刺戟しげきの構えを見せ、さらに露砕ろさい旋風破せんぷうは搏浪はくろう直天ちょくてん直地ちょくちの秘術など、果ては、そこに人なく、一じょうなく、ただ風車ふうしゃの如きうなりと、円をなす光芒こうぼうがぶんぶん聞えるだけだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)