“搏闘”の読み方と例文
読み方割合
はくとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不義を憎む事蛇蝎だかつよりもはなはだしく、悪政暴吏に対しては挺身搏闘はくとうして滅ぼさざれば止まなかった沼南は孤高清節を全うした一代の潔士でもありまた闘士でもあった。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
彼は限ある物質的のちからをもて争ひ得る丈は、是等無形の仇敵と搏闘はくとうしたりといふことを記憶せよ。彼は功名と利達と事業とに手を出すべき多くの機会ありたることを記憶せよ。
人生に相渉るとは何の謂ぞ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)