“はくとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白頭57.1%
搏闘14.3%
白塔14.3%
白燈7.1%
白痘7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはその花がんで実になると、それが茎頂けいちょうに集合し白く蓬々ほうほうとしていて、あたかもおきな白頭はくとうに似ているから、それでオキナグサとそう呼ぶのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
彼は限ある物質的のちからをもて争ひ得る丈は、是等無形の仇敵と搏闘はくとうしたりといふことを記憶せよ。彼は功名と利達と事業とに手を出すべき多くの機会ありたることを記憶せよ。
人生に相渉るとは何の謂ぞ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
ゝゝゝ白塔はくとうよづるゝゝゝゝ 芙峰
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
くはふるに前檣々頭ぜんしやうしやうとう一點いつてん白燈はくとうと、左舷さげん紅燈こうとうえで、右舷うげん毒蛇どくじや巨眼まなこごと緑色りよくしよく舷燈げんとうあらはせるほかは、船橋せんけうにも、甲板かんぱんにも、舷窓げんさうからも、一個いつこ火影ほかげせぬかのふね
前檣ぜんしやう白燈はくとう右舷うげん緑燈りよくとう左舷さげん紅燈こうとうまでもない、安全航行あんぜんかうかう信號しんがう
彼れ白痘はくとう満顔、広額尖頤せんい双眉そうび上に釣り、両頬下にぐ、鼻梁びりょう隆起、口角こうかく緊束きんそく、細目深瞳しんとう、ただ眼晴烱々けいけい火把たいまつの如きを見るのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)