“しらが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シラガ
語句割合
白髪86.9%
白髮7.1%
白毛5.2%
白河0.4%
白頭0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小姓がふすまを静かに引くと、白髪しらがまじりの安井の頭と、月代さかやきに赤黒いしみがぶちになっている藤井又左衛門の頭とが、並んで平伏していた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしそれは着物を着てゐて、馬のたてがみのやうに荒々しい、黒い白髮しらがまじりの房々とした毛が頭と顏をかくしてゐるのであつた。
吉田よしださんは、東京とうきょうへおいきなきるって、ほんとうですか。」と、年寄としとって、もうかみ白毛しらがえる先生せんせいが、いわれました。
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)
また今西伊之君の談によると、同国字陀郡の篠楽ささがく足立あだち、また磯城郡の白河しらがなどにも、同じく鬼筋というのがあるという。
お互に年を取つて、なかば白頭しらがになつてゐたけれども、それでも気分は変らなかつた。元気な調子でKを迎へた。
田舎からの手紙 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)