“はくもう”の漢字の書き方と例文
語句割合
白毛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この蓬々ほうほうとなっているのは、その実のいただきにある長い花柱かちゅう白毛はくもうが生じているからである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
芒の中に一匹の野犬が、はらわたを食い裂かれてたおれてい、そのかたわらに猩々卯ノ丸が、人間のようにうずくまり、白毛はくもうの生えている腕の先を、血で深紅に染めながら、犬の腸を引き出していた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
春に山地に行くと、往々おうおうオキナグサという、ちょっと注意をく草に出逢であう。全体に白毛はくもうかぶっていて白く見え、他の草とはその外観が異っているので、おもしろくつ珍しく感ずる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)