“白頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくとう80.0%
しらが10.0%
しろがしら10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電気学会長である帝大工学部長の川山博士の白頭はくとうや、珍らしく背広を着用に及んでいる白皙はくせき長身ちょうしんの海軍技術本部長の蓑浦みのうら中将や
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
お互に年を取つて、なかば白頭しらがになつてゐたけれども、それでも気分は変らなかつた。元気な調子でKを迎へた。
田舎からの手紙 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
水戸黄門が竜神の白頭しろがしら床几しょうぎにかかり、奸賊かんぞく紋太夫を抜打に切って棄てる場所に……伏屋ふせやの建具の見えたのは、どうやらびた貸席か、出来合の倶楽部などを仮に使った興行らしい。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)