“蓑浦”の読み方と例文
読み方割合
みのうら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電気学会長である帝大工学部長の川山博士の白頭はくとうや、珍らしく背広を着用に及んでいる白皙はくせき長身ちょうしんの海軍技術本部長の蓑浦みのうら中将や
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
警視庁の蓑浦みのうら捜査係長が父と親しい間柄で、例の蠍の死骸の出来事を通知すると、早速さっそく出向いて呉れて、色々取調べもし、警戒の手配も講じてくれたのは事実であった。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「諸戸と蓑浦みのうらは変だ」と盛んに云いふらす者があったのだ。それ以来注意して見ると、諸戸は私に対する時に限って、その白い頬のあたりにかすかな羞恥の表情を示すことに気づいた。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)