“蓑吉”の読み方と例文
読み方割合
みのきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その間のことなのでございます、——柳橋の蓑吉みのきちねえさん……お艶様が……ここへお泊まりになりましたのは。……
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
玄関の方に自動車の止る音がして、やがて階段の下で、義弟に当る七つの蓑吉みのきちの声がする。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そこは、田舎いなかものでも、大勢お客様をお見かけ申しておりますから、じきにくろうとしゅだと存じましたのでございまして、これが柳橋の蓑吉みのきちさんというねえさんだったことが、後に分かりました。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)