“白髪頭”のいろいろな読み方と例文
旧字:白髮頭
読み方割合
しらがあたま97.8%
はくはつとう2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は番人夫婦にむかって、「お前さん達は長年この別荘に雇われていなさるのかね」と、何気なく尋ねると、夫の方は白髪頭しらがあたまを撫でて
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
縁側の障子の隙間すきまからは、泣きれた白髪頭しらがあたまの老女が頼み少ない姿で拝んでいるのが、平次の眼にまざまざと映るのでした。
総裁原敬氏の白髪頭はくはつとうのなかでは、内閣員の顔触かほぶれ幾度いくたびか見え隠れしてゐた頃、今の文相中橋徳五郎氏のところへ、神戸にゐるお医者さんの桂田富士郎ふじを氏から一本の電報が飛込んで来た。