“しらす”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シラス
語句割合
白洲93.2%
白州2.6%
法廷1.7%
白河1.7%
白澄0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奉行所の白洲しらすの調べもそうですが、わたくし共の調べでも、ぽつりぽつりとしずかに調べて行くのは禁物きんもつです。
半七捕物帳:45 三つの声 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と与八は、白洲しらすにかかって白状でもさせられるように、多少苦しがって申しわけをしようとする。お婆さんはそれをなだめて、
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
白州しらすを下がる子供らを見送って佐佐は太田と稲垣とに向いて、「生先おいさきの恐ろしいものでござりますな」と言った。
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
私がもし昔のお白州しらすで拷問かけられても、切られたり、ぶたれたり、また、くすぐられたり、そんなことでは白状しない。
皮膚と心 (新字新仮名) / 太宰治(著)
而して己が靈の法廷しらすに、父の前にて、これとえにしを結びし後、日毎ひごとに深くこれを愛したればなり 六一—六三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど罪を責むることば犯せる者の口よりいづれば、我等の法廷しらすにて、輪はさかさまににむかひてめぐる 四〇—四二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「それでお白河しらすが通るでせうか」
「言譯があるなら、お白河しらすでするがよい。——專次がお今を殺したのをさとつて、手前てめえはお三輪殺しを思ひ付いたんだらう、——お三輪を殺すのには專次を助けて置いて、二つとも專次の仕業と思はせた方が都合がよい、——專次がお神酒所に居たなんて大嘘をついて俺をだましたらう」
——覚悟をすると、おんなは耳も白澄しらすむばかり、髪も、櫛も、中指なかざしも、しんとするほどしずかです。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)