“火把”の読み方と例文
読み方割合
たいまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼れ白痘はくとう満顔、広額尖頤せんい双眉そうび上に釣り、両頬下にぐ、鼻梁びりょう隆起、口角こうかく緊束きんそく、細目深瞳しんとう、ただ眼晴烱々けいけい火把たいまつの如きを見るのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そして、その影は、彼の馬車が停った時に、火把たいまつの光と入れ換った。それから彼の館の大扉が彼に向って開かれた。
それを置く窖(ずいぶん長いあいだあけずにあったので、その息づまるような空気のなかで、持っていた火把たいまつはなかばくすぶり、あたりを調べてみる機会はほとんどなかったが)