“クワシヤ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:くわしや
語句割合
火車100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
虚空から舞ひ下つて掴み去る火車クワシヤ・地上に在つて坏土ハウドを発く狼を脅す髯籠の用は、日の形代カタシロたる威力を借るといふ信仰に根ざしてゐるのである。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
羅城門ラシヤウモンで切つた鬼の腕も、其変形で、河童から鬼に移つたのだと説かれた。此鬼と同様、高い処から、地上の人をとり去らうとする火車クワシヤなる飛行する妖怪と、古猫の化けたのとの関係をも説かれた。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)