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形代
ふりがな文庫
“形代”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かたしろ
68.8%
カタシロ
31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたしろ
(逆引き)
近代でも川に近い地方では、この日
形代
(
かたしろ
)
を川に投ずることがあり、「お名残り惜しや。来年もござれ」という類のことをいう。
雛祭りとお彼岸
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
さあ、
貴下
(
あなた
)
、あらためて、
奥様
(
おくさま
)
を
償
(
つくな
)
ふための、
木彫
(
きぼり
)
の
像
(
ざう
)
をお
作
(
つく
)
り
遊
(
あそ
)
ばせ、
勝
(
すぐ
)
れた、
優
(
まさ
)
つた、
生命
(
いのち
)
ある
形代
(
かたしろ
)
をお
刻
(
きざ
)
みなさい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
形代(かたしろ)の例文をもっと
(11作品)
見る
カタシロ
(逆引き)
虚空から舞ひ下つて掴み去る
火車
(
クワシヤ
)
・地上に在つて
坏土
(
ハウド
)
を発く狼を脅す髯籠の用は、日の
形代
(
カタシロ
)
たる威力を借るといふ信仰に根ざしてゐるのである。
盆踊りと祭屋台と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其は
火袁理
(
ホヲリ
)
ノ
命の
目無堅間
(
マナシカタマ
)
・熊野大神の
八目荒籠
(
ヤツメノアラコ
)
・
秋山下冰壮夫
(
アキヤマノシタビヲトコ
)
の
形代
(
カタシロ
)
を容れたといふ川島のいくみ竹の荒籠などぼつ/\見えてゐるのが其で
髯籠の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
形代(カタシロ)の例文をもっと
(5作品)
見る
“形代”の解説
形代(かたしろ)とは、神霊が依り憑く(よりつく)依り代の一種。人間の霊を宿す場合は人形を用いるなど、神霊が依り憑き易いように形を整えた物を指す。身代わり信仰により、人間の身代わりとされた。3月の上巳の節句に、この形代で体の調子の悪いところを撫でて(このようなものを撫物という)穢れを遷した後に川や海に流し、子供の成育を祈ることがあった。
(出典:Wikipedia)
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“形”で始まる語句
形
形相
形見
形状
形骸
形容
形跡
形成
形式
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