“火焔車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かえんぐるま50.0%
かえんしゃ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青か赤かむらさきか? なんとも見定みさだめのつかない火の色、燿々ようようとめぐる火焔車かえんぐるまのように、虚空に円をえがいてけだしてきた!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よしやその渾名あだなのごとき、横に火焔車かえんしゃを押しいだす天魔のおとしだねであろうとも、このに取っては、かまどの下をきつくべき、火吹竹に過ぎず、と知って、立処たちどころに心が融けると
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)