“緯棒”の読み方と例文
読み方割合
ヌキボウ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先づ方一間、高さ一間位の木枠キワクを縦横に貫いて、緯棒ヌキボウを組み合せ、其枠の真中の、上下に開いた穴に経棒タテボウを立てる。柱の長さは電信柱の二倍はあらう。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まづ方一間高さ一間ばかりの木のワクを縦横に貫いて緯棒ヌキボウを組み、経棒タテボウは此ワクの真中に上下に開いた穴に貫いて建てる。柱の長さは普通の電信柱の二倍もあらう。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
更に其下に三尺程づゝ間を隔てゝ十数本の緯棒ヌキボウを通し、赤・緑・紺・黄などにけば/\しく彩つた無数の提灯を幾段にも掛け列ね、夜になると此に灯を点じて美しい。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)