“宵祭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヨミヤ40.0%
よいまつ20.0%
よみや20.0%
ヨヒマツ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祭礼には必宵祭ヨミヤを伴ふ風習は、地上に神の常在しない証拠である。渡御に一旦他所に降臨して、其処から祭場に臨まれる事を示すのである。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その凶報きょうほうはおだやかなりし老人の胸を攪乱かくらんしたばかりでなく、宵祭よいまつりをいわうべき平和な家庭をもかきにごした。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
二月五日いつか、粂野のお下屋敷では午祭うまゝつり宵祭よみやで大層にぎやかでございます。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
若し此信仰を認めぬとすると、各地の祭礼が必宵祭ヨヒマツりを伴うて居る風習を説明することがむづかしい。神が一旦他処に降り、其処から更に祭場に臨み給へばこそ、所謂宮の必要はあるのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)