“ヨミヤ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:よみや
語句割合
宵祭66.7%
宵宮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祭礼には必宵祭ヨミヤを伴ふ風習は、地上に神の常在しない証拠である。渡御に一旦他所に降臨して、其処から祭場に臨まれる事を示すのである。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
○よど・いたじきばらひ 日向児湯郡納辺で宵祭ヨミヤをよど、祭りの翌日を、いたじきばらひと言ふ。前のをけあらひと、成り立ちが似てゐる。
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宵祭ヨミヤまつりの形式が仏家に移ると、盂蘭盆の迎へ火を焚く黄昏となる。高燈籠タカトウロウ切籠燈籠キリコトウロウの吊されるのも、精霊誘致の手段に外ならぬのである。かうして愈本祭りとなる。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宵宮ヨミヤから御輿送ミコシオクりまで立てられたのは、最理窟に適うたことで、たゞ此を以て江戸の山車の起原と想像した我衣ワガコロモの説は、成程笑覧の否定した様に、考へが狭過ぎる様だが
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)