“宵々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
よいよい60.0%
よひ/\20.0%
しょうしょう10.0%
よひよひ10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“宵々”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 文学 > 文学理論 作法1.0%
文学 > 中国文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
八月ももう末の夜で、宵々よいよいごとに薄れてゆくあまの河の影が高く空にあわく流れていた。すすり泣きをするような溝川の音にまじって、かわずは寂しく鳴きつづけていた。
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
むろん旧暦ですから今の九月ですが、宵々よいよいごとにそろそろと虫が鳴きだして、一年十二カ月を通じ、この月ぐらい人の世が心細く、天地蕭条しょうじょうとして死にたくなる月というものはない。
宵々よひ/\稻妻いなづまは、くもうす餘波なごりにや、初汐はつしほわたるなる
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こ〻のぼとけさまにも中々なか/\名殘なごりをしまれて、ゆふおはりての宵々よひ/\いゑいでては御寺參おんてらまい殊勝しゆしよう
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
(武男の気をそこなわんことを恐れて、田崎はあえて山木の娘の一条をばいわざりき)武男は浪子の事を聞いて落涙し、田崎が去りし後も、松風さびしき湘南しょうなん別墅べっしょに病める人の面影おもかげは、黄海の戦いとかわるがわる武男が宵々しょうしょうの夢に入りつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
夕げ終りての宵々よひよひ家をいでては御寺参り殊勝に、観音さまには合掌を申て、我が恋人のゆく末を守りたまへと
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)