“真木”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞木
読み方割合
まき63.6%
まぎ18.2%
マキ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結句の「色づきにけり」というのは集中になかなか例も多く、「時雨の雨なくしれば真木まきの葉もあらそひかねて色づきにけり」(同・二一九六)もその一例である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
飛瀑障ひばくざわりというのか、池のむこうの筋落すじおちの小滝を楓の真木まぎが一本斜めに切るように滝壺のほうへ枝をのべている。萩ノ家というだけあって、庭いちめん、汀石みぎいしの控えにまで萩を植えてある。
ユモレスク (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
標山には、必松なり杉なり真木マキなりの、一本優れて高い木があつて、其が神の降臨の目標となる訣である。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)