“述斎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅっさい50.0%
じゅつさい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また新に濹という字をつくったのは林家りんけを再興した述斎じゅっさいであって、後に明治年間に至って成島柳北がしきりにこの濹字を用いた。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
名は燿蔵ようぞういみな忠輝ただあき、号を胖庵ばんあんといい、祭酒さいしゅ述斎じゅつさいの第二子である。弘化二年十月罪を獲て改易かいえきとなり、その身は讃州丸亀まるがめの領主京極きょうごく氏の藩中に禁固せられた。時にその年五十歳であった。
枇杷の花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)