“述懐”のいろいろな読み方と例文
旧字:述懷
読み方割合
じゅっかい97.8%
じっかい2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は冬季休暇で、生家に帰り、あによめと、つい先日の御誕生のことを話し合い、どういうものだか涙が出て困ったという述懐じゅっかいに於て一致した。
一灯 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「この暑いのに、こんなものを立てて置くのは、気狂きちがいじみているが、入れておく所がないから、仕方がない」と云う述懐じゅっかいをした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
源右衛門さんの述懐じっかいですが、自分が盗んだのではなく、だれか知らないがお氷の入った桐箱をあがり口へおいて行った者があると、そう言うんでございます
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)