“じっかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
十誡40.0%
実怪40.0%
述懐20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ノエの箱船のことや、モイセスの十誡じっかいのこと。そうしてエイズス・キリストスの降誕、受難、復活のてんまつ。シロオテの物語は、尽きるところなかった。
地球図 (新字新仮名) / 太宰治(著)
さて、妖怪の種類を挙げて申さば、四百、五百ないし千以上もありて、おびただしきことでありますが、余はこれを実怪じっかい虚怪きょかいとの二大類に分けました。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
源右衛門さんの述懐じっかいですが、自分が盗んだのではなく、だれか知らないがお氷の入った桐箱をあがり口へおいて行った者があると、そう言うんでございます
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)