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『一灯』
ふりがな文庫
『
一灯
(
いっとう
)
』
芸術家というものは、つくづく困った種族である。鳥籠一つを、必死にかかえて、うろうろしている。その鳥籠を取りあげられたら、彼は舌を噛んで死ぬだろう。なるべくなら、取りあげないで、ほしいのである。 誰だって、それは、考えている。何とかして、明る …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸世紀」1940(昭和15)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
辺
(
へ
)
仰
(
おお
)
田舎
(
いなか
)
鳥籠
(
とりかご
)
首肯
(
うなず
)
障子
(
しょうじ
)
述懐
(
じゅっかい
)
辛抱
(
しんぼう
)
蛍
(
ほたる
)
蒼穹
(
そうきゅう
)
綴
(
つづ
)
筈
(
はず
)
笠置
(
かさぎ
)
眼鏡
(
めがね
)
癇癖
(
かんぺき
)
横着
(
おうちゃく
)
敢然
(
かんぜん
)
提燈
(
ちょうちん
)
怺
(
こら
)
幽
(
かす
)
嫂
(
あによめ
)
囁
(
ささや
)
噛
(
か
)
咽
(
むせ
)
呟
(
つぶや
)
叱咤
(
しった
)
募
(
つの
)