“掃寄”の読み方と例文
読み方割合
はきよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし人手がなくって餌を煮られないという場合には掃寄はきよまいか小麦のしいななんぞを与えてもようございます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
大正九年庚申こうしんの五月末、築地つきじから引越して来た時であった。台所の窓の下に、いかなる木、いかなる草の芽ばえともわからぬものが二、三本、ごみ掃寄はきよせた湿った土の中から生えているのを見た。
枇杷の花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)