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ぬすみ
焔はいづれも
濠の喉を過ぎてすゝみ、いづれもひとりの
罪人を盜みてしかも
盜をあらはすことなかりき 四〇—四二
殺し
盜などする者に非ず何か謂れの有さうな事と
明暮悲み
歎き一
向食事も致さぬ
故我等母を
諫江戸へ參り樣子を承まはり申さんと云て大坂を立出昨日六
郷の渡しを
以て
訴訟にはなり難し何か
工夫の
有さうな事と
姑く考へしが我等一ツの手段あり彦兵衞
悴彦三郎と申者私し方へ參り
正直無類の彦兵衞
勿々盜など
爲者に非ず何故
辯解を