ぬすみ)” の例文
新字:
焔はいづれもほりの喉を過ぎてすゝみ、いづれもひとりの罪人つみびとを盜みてしかもぬすみをあらはすことなかりき 四〇—四二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
殺しぬすみなどする者に非ず何か謂れの有さうな事と明暮あけくれかなしなげき一かう食事しよくじも致さぬゆゑ我等われらはゝいさめ江戸えどへ參り樣子を承まはり申さんと云て大坂を立出昨日六がうの渡しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て訴訟うつたへにはなり難し何か工夫くふうありさうな事としばらく考へしが我等一ツの手段あり彦兵衞せがれ彦三郎と申者私し方へ參り正直しやうぢき無類むるゐの彦兵衞勿々なか/\ぬすみなど爲者なすものに非ず何故辯解いひわけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
無實むじつに殺させん事不便ふびんなりとて我と名乘なのり奉行所ぶぎやうしよいで火付ひつけ十三ヶしよ人殺ひとごろしにん夜盜かずれず其中そのうち麻布あさぶ原町はらまち質屋しちや這入はい金子きんす八十りやう代物しろもの二十五しなぬすみよし白状はくじやうに及びしかば大岡殿おほをかどの八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)