“盜汗”の読み方と例文
新字:盗汗
読み方割合
ねあせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴方がそれほどに仰有おつしやるなら、私もしひて反對はしません。私はただ貴方の病氣を心配するんです。毎晩の樣に不眠症にかかつて、ねつけばすぐ盜汗ねあせがすると云ふぢやありませんか。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
盜汗ねあせも出た。さうして三時間も續けて仕事をするか、話をすると、未だ嘗て覺えたことのないがつかりした疲勞が身體を包んで、人のゐない處へ行つて横になりたいやうな氣分になつた。
第十八号室より (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)