“盗汗”の読み方と例文
旧字:盜汗
読み方割合
ねあせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜な夜なうなされたり、歯を噛んだり、盗汗ねあせをかいたりすることは、かの新坂下の闇討に島田虎之助の働きを見てからであります。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
(一度測ったら七度六分あったので、それきり測らないのである)医者にも診て貰わないことにしている。盗汗ねあせくことも始終である。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
毎晩の様に不眠症にかかつて、ねつけばすぐ盗汗ねあせがすると云ふぢやありませんか。熱も折折出るさうだ。そんな体で労役に行つたらどうなるかわからないぢやありませんか。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)