“盗見”の読み方と例文
読み方割合
ぬすみみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は食慾もないらしく、皿に手をつけ様ともせず、青ざめて、オドオドとあたりの人々の顔を盗見ぬすみみて、座にも耐え難い様子であった。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
お祖父さんが、本を盗見ぬすみみしてゐた自分を叱るとばかり思つてゐた栄蔵は、急にやさしいお祖父さんの言葉をきいて、ぽとぽと涙が出て来た。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
そして笑ったかとおもうと、その瞬間に笑いの表情は消え失せて、相手の顔色を上眼づかいに憎々しげに盗見ぬすみみしているのだ。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)