“盗坊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どろぼう81.8%
どろばう18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今思えばれは茶屋でもトックにしって居ながら黙って通して、実はその盗品の勘定もはらいの内に這入はいって居るに相違ない、毎度の事でおきまりの盗坊どろぼうだから。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
せめ盗坊どろぼう所為しわざにでも見せ掛け何か品物を盗んで置くとか此室を取散とりちらして置くとかそれくらいの事はそうなもの
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「何だかわたし盗坊どろばうかおひはぎでもしたやうですね。私はじぶんの商用で出かけて来てゐるのです。そんなにくど/\おしらべになる必要はありません。」
ざんげ (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「艦長殿。盗坊どろばうが分かりました。これが宝石で、これがそれを盗んだ奴であります。」
(新字旧仮名) / ジュール・クラルテ(著)