“盗心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうしん50.0%
ぬすみごころ25.0%
ぬすむこころ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
憎い奴じゃ、同じ早川の家に生れても、私は総領の身の上でありながら出家となり、又手前の兄三次郎さんじろうと云う者は、何ういう因縁か、十一二歳の頃からして盗心とうしんがあって
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
父はの手の化ものを見ると青くなって震えた。小遣銭をなまで持たせないその児の、盗心ぬすみごころを疑って、怒ったよりは恐れたのである。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
五に癩病などの悪きやまいあれば去る。六に多言くちまめにてつつしみなく物いひ過すは、親類とも中悪く成り家乱るゝ物なれば去べし。七には物を盗心ぬすむこころ有るを去る。此七去は皆聖人の教也。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)