盗心ぬすみごころ)” の例文
父はの手の化ものを見ると青くなって震えた。小遣銭をなまで持たせないその児の、盗心ぬすみごころを疑って、怒ったよりは恐れたのである。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)