“大盜賊”の読み方と例文
新字:大盗賊
読み方割合
おほどろばう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都にまで響いた大盜賊おほどろばうの何某が、六十六部に姿を扮して長いこと平井明神の拜殿に隱れてゐたといふこと。……
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
見て此手跡しゆせきは源藏なり周藏が印形いんぎやう名主なぬし惣内殿の印形喜平次のは源藏がはんこれは如何にと周藏はお深に對ひコレお深殿此通りだがまだわかとしをして周藏や喜平次が名をかたるとはハテ大盜賊おほどろばうと惣内を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おはせられては最早もはや了簡れうけんならず今一度言て見よ己れ其座そのざは立せじとかたな追取おつとりひざ立直たてなほいかり目眥まなじ釣上つりあげ發打はつた白眼にらみ付けれ共久兵衞は少しも驚く氣色なくいな盜人ぬすびと相違さうゐなし百兩盜みし大盜賊おほどろばうと大聲あげなりわめけば爰に至りて文右衞門は耐忍こらへ兼一たうすらりと拔放ぬきはなし只一うち振上ふりあげるに久兵衞は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)