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大盜賊
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おほどろばう
ふりがな文庫
“
大盜賊
(
おほどろばう
)” の例文
新字:
大盗賊
都にまで響いた
大盜賊
(
おほどろばう
)
の何某が、六十六部に姿を扮して長いこと平井明神の拜殿に隱れてゐたといふこと。……
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
見て此
手跡
(
しゆせき
)
は源藏なり周藏が
印形
(
いんぎやう
)
は
名主
(
なぬし
)
惣内殿の印形喜平次のは源藏が
判
(
はん
)
是
(
これ
)
は如何にと周藏はお深に對ひコレお深殿此通りだが
未
(
まだ
)
若
(
わか
)
い
年
(
とし
)
をして周藏や喜平次が名を
騙
(
かた
)
るとはハテ
大盜賊
(
おほどろばう
)
と惣内を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
負
(
おは
)
せられては
最早
(
もはや
)
了簡
(
れうけん
)
ならず今一度言て見よ己れ
其座
(
そのざ
)
は立せじと
刀
(
かたな
)
追取
(
おつとり
)
膝
(
ひざ
)
立直
(
たてなほ
)
し
怒
(
いかり
)
の
目眥
(
まなじ
)
り
釣上
(
つりあげ
)
て
發打
(
はつた
)
と
白眼
(
にらみ
)
付けれ共久兵衞は少しも驚く氣色なく
否
(
いな
)
盜人
(
ぬすびと
)
に
相違
(
さうゐ
)
なし百兩盜みし
大盜賊
(
おほどろばう
)
と大聲
揚
(
あげ
)
て
鳴
(
なり
)
わめけば爰に至りて文右衞門は
耐忍
(
こらへ
)
兼一
刀
(
たう
)
すらりと
拔放
(
ぬきはな
)
し只一
打
(
うち
)
と
振上
(
ふりあげ
)
るに久兵衞は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
盜
部首:⽫
12画
賊
常用漢字
中学
部首:⾙
13画
“大盜”で始まる語句
大盜人