“立直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちなほ31.3%
たてなほ25.0%
たちなお18.8%
たてなお18.8%
たてなほし6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北八きたはち大丈夫だいぢやうぶだ、と立直たちなほつて悠然いうぜんとなる。此邊このあたりぢんまりとしたる商賣あきなひやのきならび、しもたやとるは、産婆さんば人相見にんさうみ、お手紙てがみしたゝめどころなり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
千葉家ちばけふて大黒柱だいこくばしら異状いじやうつては立直たてなほしが出來できぬ、さうではいかと奧樣おくさまくらべてへば、はッ、はッ、とこたへてことばかりき。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おさえつけるようにいうと、ぴょいと立直たちなおってかしらうずたかく大きく突出つきでた、くれないの花のひさしの下に、くるッとした目をみはって立った。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
棄鞭すてむち遁構にげがまえで、駒のかしら立直たてなおすと、なお打笑うちえ
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
過去くわこ箇月かげつかん國民こくみんが一協力けふりよくして國民經濟こくみんけいざい立直たてなほし努力どりよくして、從來じうらいることの出來できなかつた成績せいせきげたことから推論すゐろんすれば、かならずや日本國にほんこく經濟けいざい基礎きそ打立うちたてゝ、國民こくみん繁榮はんえい
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)