“振上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふりあげ50.0%
ふりあ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾助は得たりと太刀(たち)振上(ふりあげ)只(たゞ)一刀に討たんとするやお花は眞(ま)二ツと見えし時友次郎が曳(えい)と打たる小柄(こづか)の手裏劍(しゆりけん)覘(ねら)ひ違(たがは)ず吾助が右の肱(ひぢ)に打込みければ忽ち白刄(しらは)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
右の手高く振上(ふりあげ)し鉈(なた)には鉄をも砕くべきが気高く仁(やさ)しき情(なさけ)溢(あふ)るる計(ばかり)に湛(たた)ゆる姿、さても水々として柔かそうな裸身(はだかみ)、斬(き)らば熱血も迸(ほとばし)りなんを、どうまあ邪見に鬼々(おにおに)しく刃(やいば)の酷(むご)くあてらるべき
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
生(うま)れて初(はじ)めて『惡(わる)い』といふ事(こと)をほんたうに知(し)つた、自分(じぶん)で惡(わる)いと思(おも)ひながら復(ま)た棒(ぼう)を振上(ふりあ)げ/\して龜(かめ)の子(こ)を打(う)つのに夢中(むちう)になつてしまつた、あんな心持(こゝろもち)は初(はじ)めてだ
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
烏(からす)と爭(あらそ)ふとも遁(のが)るゝことは叶(かな)はず速(すみ)やかに白状せよと諭(さと)されければ大膽無類の長庵も最早(もはや)叶(かな)はじとや思ひけん見る中に髮髯(かみひげ)逆立(さかだち)兩眼(りやうがん)に血(ち)を注(そゝ)ぎ惡鬼羅刹(あくきらせつ)の如き面(おもて)を振上(ふりあ)げ一同の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)