トップ
>
鬼々
ふりがな文庫
“鬼々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おに/\
66.7%
おにおに
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おに/\
(逆引き)
下世話
(
げせわ
)
に謂う探偵、世に是ほど
忌
(
いま
)
わしき職務は無く又之れほど立派なる職務は無し、忌わしき所を言えば我身の
鬼々
(
おに/\
)
しき心を隠し友達顔を作りて人に交り
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
此花おほよそは薊に似て薊のように
鬼々
(
おに/\
)
しからず、色の赤さも薊の紫がゝりたるには似で、やゝ黄ばみたれば、いやしげならず、葉の
浅翠
(
あさみどり
)
なるも、よく
暎
(
うつ
)
りあひて美しく
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
鬼々(おに/\)の例文をもっと
(4作品)
見る
おにおに
(逆引き)
世に
生業
(
なりはひ
)
も数多く候に、優き優き御心根にもふさはしからぬ
然
(
さ
)
やうの道に
御入
(
おんい
)
り
被成候
(
なされさふらふ
)
までに、世間は
鬼々
(
おにおに
)
しく
御前様
(
おんまへさま
)
を苦め
申候
(
まをしさふらふ
)
か。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
右の手高く
振上
(
ふりあげ
)
し
鉈
(
なた
)
には鉄をも砕くべきが気高く
仁
(
やさ
)
しき
情
(
なさけ
)
溢
(
あふ
)
るる
計
(
ばかり
)
に
湛
(
たた
)
ゆる姿、さても水々として柔かそうな
裸身
(
はだかみ
)
、
斬
(
き
)
らば熱血も
迸
(
ほとばし
)
りなんを、どうまあ邪見に
鬼々
(
おにおに
)
しく
刃
(
やいば
)
の
酷
(
むご
)
くあてらるべき
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鬼々(おにおに)の例文をもっと
(2作品)
見る
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
々
3画
“鬼”で始まる語句
鬼
鬼神
鬼魅
鬼子母神
鬼火
鬼灯
鬼門
鬼瓦
鬼婆
鬼気
“鬼々”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
黒岩涙香
幸田露伴
樋口一葉