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鬼々
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おに/\
ふりがな文庫
“
鬼々
(
おに/\
)” の例文
下世話
(
げせわ
)
に謂う探偵、世に是ほど
忌
(
いま
)
わしき職務は無く又之れほど立派なる職務は無し、忌わしき所を言えば我身の
鬼々
(
おに/\
)
しき心を隠し友達顔を作りて人に交り
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
此花おほよそは薊に似て薊のように
鬼々
(
おに/\
)
しからず、色の赤さも薊の紫がゝりたるには似で、やゝ黄ばみたれば、いやしげならず、葉の
浅翠
(
あさみどり
)
なるも、よく
暎
(
うつ
)
りあひて美しく
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
可愛
(
かわい
)
らしき四つ
計
(
ばかり
)
の、
彼子
(
あれ
)
が
先刻
(
さつき
)
の
人
(
ひと
)
のでござんす、あの
小
(
ちい
)
さな
子心
(
こゞゝろ
)
にもよく/\
憎
(
に
)
くいと
思
(
おも
)
ふと
見
(
み
)
えて
私
(
わたし
)
の
事
(
こと
)
をば
鬼々
(
おに/\
)
といひまする、まあ
其樣
(
そん
)
な
惡者
(
わるもの
)
に
見
(
み
)
えまするかとて
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
鬼々
(
おに/\
)
しくなつた枯木の山を望んでは黯然としてこれを哀しまないものは無い。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
々
3画
“鬼”で始まる語句
鬼
鬼神
鬼魅
鬼子母神
鬼火
鬼灯
鬼門
鬼瓦
鬼婆
鬼気