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浅翠
ふりがな文庫
“浅翠”の読み方と例文
読み方
割合
あさみどり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさみどり
(逆引き)
そうこうする間に、一月余りは過ぎて、悩ましい後園の春色も衰え、
浅翠
(
あさみどり
)
の樹々に、初夏の陽が、日ましに暑さを加えてきた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ほとんどその半身を
蔽
(
おお
)
うまで、
堆
(
うずだか
)
い草の葉
活々
(
いきいき
)
として冷たそうに露を
溢
(
こぼ
)
さぬ
浅翠
(
あさみどり
)
の中に、
萌葱
(
もえぎ
)
、
紅
(
あか
)
、薄黄色、幻のような早咲の秋草が、色も
鮮麗
(
あざやか
)
に映って
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此花おほよそは薊に似て薊のように
鬼々
(
おに/\
)
しからず、色の赤さも薊の紫がゝりたるには似で、やゝ黄ばみたれば、いやしげならず、葉の
浅翠
(
あさみどり
)
なるも、よく
暎
(
うつ
)
りあひて美しく
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
浅翠(あさみどり)の例文をもっと
(5作品)
見る
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
翠
漢検準1級
部首:⽻
14画
“浅”で始まる語句
浅間
浅葱
浅草
浅黄
浅
浅墓
浅慮
浅薄
浅草寺
浅猿
“浅翠”のふりがなが多い著者
幸田露伴
泉鏡花
吉川英治