“火附盜賊改”の読み方と例文
読み方割合
ひつけたうぞくあらた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなれて追行おひゆく折柄をりから火附盜賊改ひつけたうぞくあらための組與力くみよりき笠原粂之進と云者手先兩人を引連ひきつれて今此所を通り掛りけるが文右衞門拔身ぬきみを振て久兵衞を追駈おひかけ行を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
付られたるを殘念ざんねんに思ひ切てすてんと逃出にげいだす久兵衞を追懸おひかけをり火附盜賊改ひつけたうぞくあらため役小出兵庫樣の御組下笠原粂之進とか云ふ人に召捕めしとら入牢じゆらうとなりしを文右衞門の女房が大岡樣へ御直訴訟ごぢきそしよう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
頼みけるに早速さつそくき口ありて麻布あざぶ我善坊谷がぜんばうだに火附盜賊改ひつけたうぞくあらた組與力くみよりき笠原粂之進かさはらくめのしんと云ふ方へ中働なかばたらきに住込すみこみける是にてお梅の給金三兩のうち取替とりかへきん二兩り内金一兩二分はお梅素より何一ツなければ夜具其外支度に掛殘りの二分は質物に入れたる夜具蒲團を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)