“笠原粂之進”の読み方と例文
読み方割合
かさはらくめのしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
買ひて歸りがけすぐ笠原粂之進かさはらくめのしんかたへ行き夜前やぜんの火付は原町の煙草屋喜八と云ふ者なり今朝こんてう私し煙草をかひ候時かれが布子のしまたれば心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
退出たいしゆつせられけり時に享保きやうほ十年八月廿四日双方さうはう呼出しの面々めん/\笠原粂之進かさはらくめのしん煙草屋喜八家主平兵衞へいべゑ田子たごの伊兵衞中間ちうげん七助等なり大岡殿大音たいおんにて粂之進くめのしん刑法けいはふ役をもつとめ候身分にて盜賊たうぞく人違ひとちがつみなき喜八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
頼みけるに早速さつそくき口ありて麻布あざぶ我善坊谷がぜんばうだに火附盜賊改ひつけたうぞくあらた組與力くみよりき笠原粂之進かさはらくめのしんと云ふ方へ中働なかばたらきに住込すみこみける是にてお梅の給金三兩のうち取替とりかへきん二兩り内金一兩二分はお梅素より何一ツなければ夜具其外支度に掛殘りの二分は質物に入れたる夜具蒲團を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)