“平兵衞”の読み方と例文
新字:平兵衛
読み方割合
へいべゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着替きかへもせず居たりしはつたなき運と知られけり茲に原町の家主に平兵衞へいべゑと云ふ者あり近邊きんぺんにて評判の如才じよさいなき男にて至つて慈悲じひふかく人をあはれみけるが平生へいぜい喜八の正直なる心をかんじ何時も憫然あはれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
八百兩にて請出うけいだよめとなし吉之助きちのすけ勘當かんだうをも免し目出度めでたく夫婦ふうふとして喜八夫婦には横山町よこやまちやう角屋敷かどやしき穀物店こくものみせに三百兩つけあたへ家主平兵衞へいべゑへはみぎ横山町よこやまちやう地面ぢめん間口まぐちけん奧行おくゆき十八けん怙劵こけん種々いろ/\音物いんもつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
退出たいしゆつせられけり時に享保きやうほ十年八月廿四日双方さうはう呼出しの面々めん/\笠原粂之進かさはらくめのしん煙草屋喜八家主平兵衞へいべゑ田子たごの伊兵衞中間ちうげん七助等なり大岡殿大音たいおんにて粂之進くめのしん刑法けいはふ役をもつとめ候身分にて盜賊たうぞく人違ひとちがつみなき喜八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)