“九兵衞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くへえ66.7%
くへゑ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男「いえ、もうお構いなせえますな、へい有難う、え、貴方あなたにはお初にお目にかゝりますが、わっち千駄木せんだぎの植木屋九兵衞くへえという者でございまして」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その人は中の郷の堺屋重兵衞さかいやじゅうべえと云う薬種屋きぐすりやの番頭で、四十二になる九兵衞くへえと云う男で、湯に入るたびに変な事をするが、女が一通りの奴でないから、此奴こいつおれに岡惚れをしているなと思い
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
却説さて小助こすけは、いへあしで、おなむら山手やまてつた。こゝに九兵衞くへゑふもののむすめにおあきふ、とし十七になる野上一郡のがみいちぐん評判ひやうばん容色きりやうし。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)