“九十九折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つづらおり69.7%
つづらをり12.1%
つゞらをり6.1%
つづらおれ3.0%
つづらを3.0%
つゞらおり3.0%
つゞらをれ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……(焼撃をしたのも九十九折の猿が所為よ、道理こそ、柿の樹と栗の樹は焼かずに背戸へ残したわ。)……などと申す。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私の通つた時には、その崖にはすら登る事が出來なかつた。九十九折の急坂を登つて行くと、路に山茶花の花が散つてゐた。
われ、かく思ひて其の夜すがら三坂峠を越え行くに、九十九折なる山道は、聞きしに勝る難所なり。山気漸く冷やかにして夏とも覚えず。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
八十八九十九折、木の根岩角躓き倒れ、傷つきてはまたち上がり、ち上がりてはまた傷つき、まずまず泣血辛酸、かくして玉の緒も絶え絶えに
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
私は炎暑のため衰弱し切つた體を物憂さうに持扱ひながら、僅に温泉の附近の山道を散歩してゐると、眞青な白茅に蔽はれた駒ヶ岳の背を九十九折りの山徑を傳うて登つてゆく人の姿が數へられる。
箱根の山々 (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
山又山の九十九折の道が絶えまするから、心ならずも此処に逗留致さんければ相成りません、なれども本来修行の身の上でございますから、雪も恐れずに立とうと思うと
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
川上下流えぬが、ふの岩山九十九折のやうなは五、三、一ばかりづゝ上流段々く、飛々をかゞつたやうに隠見して、いづれも月光びた、姿
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)