“つづらをり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
九十九折66.7%
羊腸折16.7%
葛折16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ダラットにあと十六キロといふ、プレンといふ部落から曲りくねつた勾配になり、ランビァン高原への九十九折つづらをりのドライヴウ※イをトラックはぐうんぐうんとうなりながら登つた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
ヒマラヤの岩間いはま羊腸折つづらをり
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
すなはち橋を渡りてわづかに行けば、日光くらく、山厚く畳み、嵐気らんきひややか壑深たにふかく陥りて、幾廻いくめぐりせる葛折つづらをりの、後には密樹みつじゆ声々せいせいの鳥呼び、前には幽草ゆうそう歩々ほほの花をひらき、いよいよのぼれば
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)