“十九”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つゞ26.7%
つづ26.7%
やく26.7%
じゅうく13.3%
じふく6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの娘に貴方を見せたいや、貴方ね、二十二まで独身ひとりで居るのだから、十九つゞ二十はたち色盛いろざかり男欲しやで居るけれども、貴方をすうっとして美男いゝおとこと知らず
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
外に貴嬢あなたさまの思ひ込みなされた御方が御ありなさるので御座りますか、貴嬢も十九つづ廿歳はたちとは違ひ、亡奥様せんのおくさまは貴嬢の御年には、モウ、貴嬢をひざに抱いてらしつたので御座いますもの
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
赤前垂、片襷かただすき、お盆を眼庇まびさしに、おびえ切つた眼の初々うひ/\しさも十九やくより上ではないでせう。
十九じゅうく世紀は自然科学の時代で、物質的の開化をもたらした。我々はそれに満足することが出来ないで、我々の触角を外界から内界に向け換えたでしょう。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
大王は大小とりまぜて十九じふく本の手と、一本の太い脚とをもつてりました。まはりにはしつかりしたけらいの柏どもが、まじめにたくさんがんばつてゐます。
かしはばやしの夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)