“亡奥様”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんのおくさま50.0%
せんのおくさん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外に貴嬢あなたさまの思ひ込みなされた御方が御ありなさるので御座りますか、貴嬢も十九つづ廿歳はたちとは違ひ、亡奥様せんのおくさまは貴嬢の御年には、モウ、貴嬢をひざに抱いてらしつたので御座いますもの
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
老女は袖口にまぶたぬぐひつ「何ネ、——又た貴嬢あなた亡母おつかさんのこと思ひ出したのですよ、——斯様こんな立派な貴嬢の御容子ごようすを一目亡奥様せんのおくさんにお見せ申したい様な気がしましてネ、——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)