“じふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時服81.8%
十九9.1%
地幅9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当主がみずから臨場して、まず先代の位牌に焼香し、ついで殉死者十九人の位牌に焼香する。それから殉死者遺族が許されて焼香する、同時に御紋附上下かみしも、同時服じふくを拝領する。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
大王は大小とりまぜて十九じふく本の手と、一本の太い脚とをもつてりました。まはりにはしつかりしたけらいの柏どもが、まじめにたくさんがんばつてゐます。
かしはばやしの夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
まるで、地幅じふくが二尺も揺れているように、瓦が落ち、壁がくずれ、人間は、芋みたいに転がった。
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)